課題 >> 13. 「実際の世界」 を読んでください。

実際の世界

「混沌の商人」によれば、単に世界はより良い場所になってはならないのです。 政治家たちがスキャンダルに基づいてより高い地位を得、軍の高官がさらに多くの戦争によって肥え太り、メディアが悪いニュースを広めることで益を得る限り、そこには混沌を生きる糧としている人たちがいるのです。 

しかし、これは実際の世界ではなく、つくられた世界です。 このすべての混乱およびかく乱の裏には、より穏やかな環境が存在しています。 それは人がより良い生活を送ることができ、より気分良くいられる世界、人々が英雄的な行為を行い、隣人が互いに助け合い、また人々が巨大な障害を克服する世界です。 

有能な人と無能な人の違いは、その人の環境(周囲)に現れます。 人は、自分のいる環境の影響を受けている状態か、またはその環境に対して影響を及ぼすことができるかのいずれかです。 

19世紀の心理学者は、人間は「自分の環境に適応」しなくてはならないと説きました。 この偽りのデータは、人類の衰退の始まりを促しました。 

真実は、人間は環境を自分に適応させられるほど、成功できるということです。 

有能であるということは、環境にある物事とその環境自体をコントロールし、操る能力を意味します。 

混沌の商人の仕事を認識することによって、人々は自分の環境をより良くコントロールできるようになります。