高潔さと正直さ

コースの用語解説
「やましい心を抱くものに心休まる時はありません。」:

罪の意識を抱く人は不安のためによく眠れない。ウィリアム・シェークスピア(1564–1616年)による劇「ヘンリー四世」からの引用「頭に冠を載せる者に心休まる時はない」の変形。この引用は、王様のように大きな責任を持つ人は、絶えず不安であるために、よく眠ることができないという意味。

あさましい:

不道徳、利己的、強欲といった人間性の最悪な面を示す様子。

アクノレッジ:

相手が言ったことや行為が、注目され、理解され、受け止められたということを知らせるために、言ったり行ったりすること。

アズ・イズネス:

人が何の歪曲も、嘘もなしに何かを正確にあるがままを見る状態のことで、その瞬間にそれは消え、存在するのをやめる。

アルター・イズネス:

何かについての現実性を一部変える、 あるいは違ったものに変えること。 この用語解説の「現実性」も参照のこと。

ウィズホールド:

話されておらず、告げられていない、その人が従うべきであった道徳律に対する違反。人が犯したが、話していないオバート。 いかなるウィズホールドも、オバートの後に起こる。

エシックス:

人が関わっている、その人のグループの理想や最大の利益に反する行為や状況を修正するために、その人が自分自身に対して取る行動。 これは個人的なものである。 人が「エシックスを保っている」時、それは自分自身の決断によって、自ら行っているのである。

オバート行為:

グループの道徳の規律に反した有害な行為や違反行為。 オバート行為とは、最少数の人々や人生の領域に最小の善を、もしくは最大多数の人々や人生の領域に最大の害をもたらす、「不作為」または「作為」のことである。

サイエントロジー:

サイエントロジーは、知識の研究に取り組む実践的な宗教である。その技術の適用を通じて、サイエントロジーは人生の状態に望ましい変化をもたらすことができる。 その知識と技術の体系は、30年以上の歳月を費やしてL. ロン ハバードによってまとめられた。 サイエントロジー(Scientology)という用語は、ラテン語「scio(知るという言葉の持つ最も完全な意味において知ること)」とギリシャ語の「logos(~の研究)」に由来する。 また、サイエントロジーは魂をそれ自身、宇宙、他の生命との関わりにおいて研究し、取り扱うものと定義される。

スクリュー:

船尾の推進器(プロペラ)。回転軸の端に付いているらせん状の金属羽根を回転させることで船を前進させる。

セイタン:

その人自身のこと。その人の身体でも、名前でも、物質宇宙でも、心でも、他のどのようなものでもない。それは意識していることを意識しているもの、つまりアイデンティティーであり、その個人そのものである。 セイタンとはその人自身のことである。 「セイタン」という用語は、以前の妥当でない概念とのいかなる混同も避けるためにつくられた。 「セイタン」は、ギリシャ文字の「シータ」から来た言葉で、ギリシャ人が「思考」恐らくは「精神」を表すのに使っていたこの文字に「n」を加えて名詞化したものである。これは、工学の分野で用語をつくり出すのに使われる近代的なやり方である。

ソマティック:

サイエントロジーで、身体上の感覚、病気、苦痛、不快感を表すのに用いられる言葉。 「ソマ」とは、ギリシャ語で「身体」を意味する。

ニュートンの相互作用の法則:

イギリスの科学者で数学者のアイザック・ニュートン卿(1642–1727年)によって定式化された運動の3つの法則のうち3番目についての言及。 作用と反作用の力(ふたつの物体の相互間でつくられるふたつの力)を扱う相互作用の法則:何かに力を加えれば、それと逆向きに同じ大きさの力が加わる。

ハーシー:

ミルトン・ハーシー(1857–1945年)。アメリカの実業家で慈善家。世界最大のチョコレート製造業者となった会社を創設した。 1903年、ハーシーは、ペンシルベニア州に5セントのチョコレート・バーを製造する工場を建てた。その事業は非常に大きな成功を収めたため、アメリカでは「ハーシー」がチョコレートの代名詞になった。 信頼できる労働者を絶えず拡張していくために、彼は工場の近くにひとつの町をつくり始めた。そこには商店や学校、レクリエーション施設、大型の遊園地などもあった。 1909年、彼は孤児のために職業訓練学校を建てた。 その父親的温情主義や「企業城下町」の運営は、しばしば批判の対象となった。

バイパス:

指揮系統の中で、正規の担当者を飛び越すこと。

モティベーター:

その人が受ける、攻撃的あるいは破壊的な行為。 これが「モティベーター(動機)」と呼ばれる理由は、それがその人に仕返しを促す傾向にあるからである。つまり、これは新たなオバートに「動機を与える」のである。

逸脱:

理性的な思考や行動から外れること。不合理な思考や振舞い。 逸脱とは基本的に、誤りを犯す、間違える、またより正確には、真実ではない固定観念を持つことを意味する。 この言葉はまた科学的な意味合いにおいても使われる。 それは真っすぐな線から外れるという意味である。 ある線がAからBに向かうものとし、それが「逸脱」するとすれば、Aからどこか他の点に行き、どこか他の点に行き、どこか他の点に行き、どこか他の点に行き、どこか他の点に行って、最終的にBにたどり着く。まっすぐという性質に欠けているということ、あるいは馬を見ているのに自分は象を見ているのだと思う人の例のように、物事を歪めて見ることを意味する。 逸脱した振舞いとは、誤った振舞い、あるいは理性によって裏付けされていない振舞いであろう。 「逸脱」とは正気に反するものであり、正気はその反対のものであろう。 「逸 = 道筋から抜けて横にそれる」と「脱 = 離れて抜け出す」から来ている。

宇宙技術社会:

宇宙旅行ができるほど技術的に進んだ社会。

基調:

何かの中心点、主要な点、主題。

技術:

科学や技能そのものに関する単なる知識をいうのではなく、技能や科学を適用する方法。 サイエントロジーにおいて「技術」という場合は、心の働きを高め、精神の潜在性を回復させるためにL. ロン ハバードが発展させた、サイエントロジーの原理を適用する手順や方法のことをさす。

決断:

選択の力。判断力。自分の行動方針を決定する能力。

憲法:

合衆国憲法のこと。1789年3月4日に施行されたアメリカ合衆国の基本法を含む文書。 中央政府の形態を確立し、アメリカ国民の権利と自由を規定する。

現実性:

そのように見えるもの。 現実性は基本的には同意のことである。人々が到達する同意の程度である。 私たちが現実であると同意するものは現実である。

孤立する:

自分を誰か個人、グループなどから切り離し、それとの関わりから身を引くこと。 

誤解語:

理解していなかったり間違って理解してしまった単語のこと。

公理:

物理科学における法則と同種の、自然の法則を記したもの。

親愛の情:

愛、好意、その他のあらゆる感情的な態度のこと。好意の度合い。 親愛の情の基本的な定義は、良きにせよ、悪しきにせよ、相手との距離に対する感じ方である。

正当化:

あるオバート行為が、いかにして本当はオバート行為ではなかったかを説明することでそのオバート行為を軽減させようとする試み。 この用語解説にある「オバート行為」も参照のこと。

単語クリアー:

人が勉強している教材の中にある、十分には理解していないあらゆる単語を、辞書を使って定義付けすること。

単語クリアーする:

無知、単語における誤解や誤った定義付け、そしてその使用についての障害を取り除くという主題、および行為。

直面する:

尻ごみしたり避けたりせずに何かに向かうこと。 直面する能力とは、実際に、楽にそこにいて、知覚することができる能力である。

物理的な定義:

距離と位置という点から定義されるため、「物理的」と呼ばれる。 ここでの「物理的」とは、「宇宙の現象を、起因によって決定された物理的な力を引き合いに出すことで解釈したり、説明すること。機械論的」を意味する。 物理的は「機械のように動く、機能する。つまり自動的」という意味にも当てはまる。 したがって「物理的な定義」とは、距離と位置という点からなされる定義と言えるだろう。例えば、「向こうにあるあの古い樫の木のそばの自動車」と「その大きな家に住む人」などである。 「古い樫の木」と「その大きな家」は、固定された物体であり、固定されていない物体(「自動車」、「人」)は一種の視点である。 この場合、人は物事を位置によって認識したことになる。

螺旋(らせん)状悪循環:

人や物が悪くなればなるほど、さらに悪くなる可能性が増していくこと。ここで使われている「らせん状」とは、徐々に下に落ちていく動きを意味する。ここでは容赦なく事態が悪化していくさまを示して、それが螺旋の形を描くと見なされる。 この用語は、事故や熟練した飛行士の離れ業で見られるような輪を描きながら降下していく飛行機の動きに由来する。状態を立て直さなければ、旋回して落ちていく円はだんだん小さくなり、遂には操縦不能となって墜落する。