課題 >> 13. 「ARCの三角形の使用法」 の記事を読んでください。

ARCの三角形の使用法

これらのARCの三角形の原理とその構成要素を使って、あなたは人とどのように話しますか?

もし、あなたが無気力より下の状態にあるとすると、十分に人と話すことはできません。 実際、無気力より下の人は、人と話すことなど全くありません。 人と話し合うには、相手が誰であれ、もう少し高い親愛の情がなければならないでしょう。 相手に対するあなたの話す能力は、相手に対するあなたの感情的反応に関係します。 誰でも、自分の周りにいるさまざまな人に対して異なる感情的反応を示すものです。 コミュニケーションには常にふたつのターミナル(つまりふたりの人間)が関わっているため、それぞれの相手がある程度、現実的でなければならないことがわかるでしょう。 相手のことを全く気に掛けなければ、その相手と話をすることは非常に難しいと思うに違いありません。 つまり、どうやって人と話をするかというと、相手に関して好意の持てるところを見付け、相手が同意できることについて話し合うのです。 新しい考えのほとんどが失敗する理由は、人が、他の人が何らかでも同意できる主題について話していないからです。 こうして最後に、現実性に関する要素に行き着きます。 

私たちが同意するものの方が、同意しないものよりも ずっと現実的になる傾向があります。 同意と現実性との間には、間違いなく関連性があります。 私たちが現実的であると同意する物事が現実的な物事です。 現実的でないと同意する物事は現実的ではありません。 同意しない物事に対して、私たちはほとんど現実性を抱きません。 これに基づく実験があります。ふたりの人の間での、3番目の人に関する滑稽(こっけい)とも言える議論です。 3番目の人もそこにいるのですが、ふたりがあることに同意する一方で、この3番目の人はそのことに同意できません。 すると、3番目の人は感情のトーンを降下し、そして実際、彼のことを話し合っているふたりにとって、彼はどんどん現実性のない存在となっていきます。 

それでは、どのようにして人と話をしたらよいのでしょう? まず相手と自分がどちらも同意するようなことを見付け、現実性を確立します。 次に、相手に関して自分が好きになれるところがあることを知り、それによって、親愛の情のレベルをできるだけ高く保つようにします。 そうすれば、相手と話をすることができます。 このふたつの条件が最初に揃わないと、3番目の条件もまず揃わないでしょう(つまり、相手に楽に話し掛けることはできないのです)。 

親愛の情、現実性、コミュニケーションはお互いに依存していて、どれかひとつが欠けると、他のふたつも欠けてしまいます。 同じように1つが上昇すれば他の2つも上昇します。 サイエントロジーで使われる、このとても大切な三角形の2つの角を改善しようとするのであれば、3つの要素のうちのどれか1つを改善すればよいのです。 3つ目の角を改善しようとするのであれば、他の2つの角を改善すればよいのです。 

理解

理解は、親愛の情、現実性、コミュニケーションから構成されています。 ある人の理解が優れている場合、その人のARCは非常に高く、理解する能力が低い場合は、その人のARCもそれに応じて低くなります。 

これら3つの部分を上昇させた場合、私たちは誰かの理解を高めることができます。 これを達成するには、ARCの三角形を使用することです。 

この三角形は、生きていく上でのさまざまな関わり合いにおける要(かなめ)であり、人生におけるあらゆる活動に共通の要素です。 これを使うことで、人生そのものについてのより深い理解が得られるのです。

コミュニケーションを受け取ったり、中継したり、送ることができる人、点、または位置。

特定の心の状態や傾向のこと。気分、性質、雰囲気。

根拠となる原則。ひとつの体系の主要部分。他のものが拠って立つ、あるいは依存する何か。