抑圧の原因

コースの用語解説
PTS:

潜在的なトラブルの源(Potential Trouble Source)の省略形。この用語解説にある「潜在的なトラブルの源」を参照のこと。

SP:

抑圧的な人物(Suppressive Person)の省略形。 この用語解説にある「抑圧的な人物」を参照のこと。

ひそかに:

人に気付かれないように何かをするさま。隠れて、こっそりと。はっきりとわからないように。

アクションのサイクル:

ひとつの行為が進む順序。そこでは、その行為が開始され、必要なだけ続けられ、それから予定通りに完了される。

クリスティー:

ジョン・レジナルド・クリスティー(1898–1953年)。イギリスの殺人犯。 妻の殺害によって有罪を宣告され、絞首刑に処せられた。彼は他にも5人の女性を殺したと自供し、その遺体が自宅の壁の中や床下で発見された。

コミュニケーション・ライン:

ある人からもうひとりの人へコミュニケーションが運ばれるラインや道筋のこと。

ダイナミック:

ある特定の道筋に沿って生存しようとする衝動。生命のある領域での生存に向かう衝動。 ダイナミックスは8つあり、第1は自己、第2はセックスと家族の単位、第3はグループ、第4は人類、第5は生命体、第6は物質宇宙、第7は精神、第8は至高の存在である。

ディリンジャー:

ジョン・ディリンジャー(1902–1934年)、アメリカの悪名高き銀行強盗で殺人犯。二度の脱獄、彼自身と彼が組織したギャングのメンバーによる数々の銀行強盗と殺人(警察官を含む)により、1933年に「大衆の敵、ナンバーワン」と宣言された。

デマ:

事実に反するうわさ。「デマゴギー」を略した言い方で、もともとは政治的な目的で意図的に流す、扇動的かつ偽りの情報のこと。

ナポレオン:

ナポレオン・ボナパルト(1769–1821年)。フランスの軍司令官。 彼は軍事力によってフランスの権力の座に昇り、自ら皇帝であることを宣言し、1815年に彼に敵対する連合軍に最終的に敗れるまで、ヨーロッパ中を征服する軍事作戦を指揮した。 ナポレオン戦争(1799–1815年)では50万人が死んだ。

バビロン:

古代バビロニア帝国の首都。バビロニアは西アジア南部(現在のイラク)に位置し、紀元前2100年から689年にかけて栄えた。 バビロンはこの時代の西アジアにおける最も重要な都市であり、壮麗な寺院や宮殿で有名だった。

ヒトラー:

アドルフ・ヒトラー(1889–1945年)。20世紀のドイツの政治的指導者。第三ドイツ帝国として千年にわたって統治する支配者民族の形成を夢見ていた。 1933年に力ずくでドイツの支配権を引き継いで独裁者となり、第二次世界大戦(1939–1945年)を始めた。多くのヨーロッパ諸国を自分の支配下に置き、ユダヤ人やその他「劣等人種」と見なされた何百万もの人々を殺戮した。 1945年、彼はドイツの敗北が差し迫った時、自殺した。

プリティー・ボーイ・フロイド:

チャールズ・アーサー・フロイド(1904–1934年)。アメリカのギャング、銀行強盗で殺人犯。30件以上の銀行強盗、少なくとも10人以上(その半分が警官)を殺害した。

プロセシング:

サイエントロジー独自の、特別な形式による個人カウンセリング。個人が自分の存在を見つめるのを助け、自分が何者であり、どこにいるのかに直面する能力を向上させる。 プロセシングは、正確な手順による緻密で、徹底的に成文化された活動である。

プロセス:

望ましい結果を得るために使われる、正確な一連の指示、あるいは順番に行われる行為のこと。

ローラー・コースター:

良くなっては悪くなること。人が良くなったり悪くなったり、良くなったり悪くなったりすること。 この用語は、上昇してから急降下する遊園地の乗り物の名前に由来している。

一夫一婦制:

結婚において、一人の男性と一人の女性による組み合わせのみを認める、社会、もしくは法律上の制度。

火花が飛び散る:

対立する者同士、あるいは対立するグループの間で激しい動き、行動、衝突、言い合いなどが起こる、という意味の比喩的表現。

関係を断ち切る:

「関係を断ち切る」という用語は、もうその相手と関係を持たないという、ある人の自己決定による決断であると定義される。 これは、コミュニケーション・ライン(ある人からもう一方の人へと流れるコミュニケーションの道筋)を切断するということである。

怯えた:

怖がってびくびくしているさま。ここでは、脅迫や暴力を恐れ、相手の要求に従う、あるいは屈服する状態をいう。

金棒引き:

うわさなどを大げさに触れ回る人。

権利章典:

1791年にアメリカ合衆国憲法(1789年に施行)に追加された条項。 それは、言論・宗教・集会の自由を保証し、警察や政府の役人が正当な理由やふさわしい権限なく、家宅や事務所を捜索したり、財産を押収することを禁止している。

現時点:

今現在の時間のことで、観察されるとほぼ同時に過去になっていく時間。 この用語は、今現在ある環境をおおまかにさして用いる。

好き勝手に:

何ものにも束縛されず、自分の好きなように行動する様子。

困惑:

どうしてよいか判断がつかず、迷うこと。

挫(くじ)く:

力や勢いを止め、弱らせる。抑える。衰えさせる。

挫折:

仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすこと。

再刺激:

不快な体験についての過去の心の記憶が、その過去の状況と似ている現時点の状況によって、現時点で再活性化されること。

最期の調べ:

死ぬ前に行う最後の行動、あるいは表現のこと。「調べ」とはメロディーのことで、死ぬ前に最後の歌を歌う、という意味の比喩的表現。

宗教裁判:

1400年代後期にスペインの女王イザベラ1世(1451–1504年)とフェルディナンド5世(1452–1516年)の統治下で確立された特別な裁判。 スペインの宗教裁判では、「自白」を引き出すための拷問を使って尋問し、投獄し、法廷で裁き、火あぶりで処刑した。当初はユダヤ教徒、イスラム教徒、後にはローマ・カトリック教会に反対する信条を持つプロテスタントが火あぶりにされた。 スペインで最も悪名高い初代宗教裁判所長でスペイン王室のお抱え司祭であったトマス・デ・トルケマーダ(1420–1498年)によって、何千人もが国外へと追放されたり、殺された。 スペインの宗教裁判は1834年にようやく廃止された。

身分:

ある集団、組織、社会における、その人の地位、資格。

潜在的なトラブルの源:

何らかの形で抑圧的な人物と関わり合いを持ち、抑圧的な人物の悪影響を受けている人のこと。 潜在的なトラブルの源と呼ばれるのは、この人が自分自身にも、また他の人に対しても、大きなトラブルの源となる可能性があるからである。

直面する:

尻ごみしたり避けたりせずに何かに向かうこと。 直面する能力とは、実際に、楽にそこにいて、知覚することができる能力である。

天然痘(とう):

皮膚に発疹が出て、深い痕跡を残し、しばしば感染者を死に至らしめる危険な伝染病。 天然痘はワクチン接種(病気に対して免疫をつける療法)により全世界で根絶された。

否定:

他の人が事実だと思っていることに反論すること、その価値をおとしめること、その信用を傷付けること、それを認めないこと。その行為。他の人の価値やその人の考え、感情、努力を批判したり、低めたり、破壊すること。

魔女狩り:

裏切り、破壊活動などを摘発するためとして行われる集中的な調査。些細で疑わしい、こじつけの証拠に基づいて行われる。 1692年、アメリカ合衆国マサチューセッツ州セーラムの魔女狩りでは、魔法を使ったとして、ほとんど何の証拠もなく12名が処刑された。

慢性的:

病気や何らかの状態が長期間にわたって持続する様子。

抑圧する:

押しつぶすこと、押さえ付けること、より小さくすること、リーチさせるのを拒むこと、人がリーチすることについて、その人を不確かに感じさせること。可能なあらゆる方法、可能なあらゆる手段を使って、個人に害をもたらし、抑圧者にとっては空想上の防衛になるようにすること、あるいは、おとしめることでそのようにすること。

抑圧的な人物:

自分の周囲にいる他の人々を抑圧する原因となる、はっきりと認識できる特質と心的な態度を持った人。 この人の振舞いは破壊を引き起こすように計算されている。 「反社会的性格者」とも呼ばれる。