エシックスとコンディション

コースの用語解説
アウト・エシックス:

個人が関わっている行動や状況、あるいはその個人がする何かであり、それがその人のダイナミックスの理想、最大の益、および生存に反していること。

アクノレッジ:

(誰かに)アクノレッジメントを与えること。 用語解説にある「アクノレッジメント」も参照のこと。

アクノレッジメント:

他の人が言ったことや行ったことが注目され、理解され、受け止められたことを伝えるために何かを言ったり、行ったりすること。

アリストテレス:

(紀元前384–322年)ギリシャの哲学者、教育者、科学者。 アリトテレスの研究分野は、論理、倫理、自然科学、政治学などその時代に人間が扱っていたあらゆる種類の知識を網羅するものだった。

アンモックする:

何かを無視する。ないものとして扱う。

ウィズホールド:

話されておらず、告げられていない、その人が従うべきであった道徳律に対する違反。人が犯したが、話していないオバート。 いかなるウィズホールドも、オバートの後に起こる。

エシックス:

人が関わっている、その人のグループの理想や最大の利益に反する行為や状況を修正するために、その人が自分自身に対して取る行動。 これは個人的なものである。 人が「エシックスを保っている」時、それは自分自身の決断によって、自ら行っているのである。

オバート行為:

グループの道徳の規律に反した有害な行為や違反行為。 オバート行為とは、誰かまたは何かを傷付けるということだけではなく、最少数の人々または人生の領域に最小の善をもたらす作為または不作為、最多数の人々または人生の領域に最大の害をもたらす「作為」または「不作為」のことである。

キニーネ:

特定の種類のマラリア(治療しなければ死に至る可能性のある伝染病)を治療するために用いる、苦味のある薬。

ケーブ・イン:

人が起因になって機能できなくなるほど、精神的にも肉体的にも衰弱するか、そのどちらかが衰弱すること。 その人はかなり受け身の状態にある。 鉱山の坑道やトンネルの支えが崩れ落ち、何トンものがれきと一緒に閉じ込められた時のような肉体的・精神的な状態を表す、アメリカ合衆国西部の言葉。

コミュニケーション・ライン:

ある人からもうひとりの人へコミュニケーションが運ばれるラインや道筋のこと。

コンディション:

組織あるいはその一部、個人が経験する、機能や存在の状態のひとつ。 それぞれのコンディションには、公式と呼ばれる正確な一連のステップがあり、現在のコンディションから、より高い、より生存的なコンディションへと上がるためにこれを使うことができる。

サディズム:

相手を傷付け、肉体的、精神的な苦痛を与えることで快楽を得る振舞い。

ジャスティス:

個人が自分自身に対して適切なエシックスの措置を取り損ねた時に、グループによってその人に対して取られる措置。

ソクラテス:

(紀元前470年頃–399年)ギリシャの哲学者・教育者。善良さは知識に基づき、邪悪さは無知に基づくと信じた。 彼は同胞のギリシャ人たちに、人生において最も重要なものは、自分の魂の徳性と、正義のような道徳観念についての知識を探求することであると考えるよう促した。

ダイナミック:

ある特定の道筋に沿って生存しようとする衝動。生命のある領域での生存に向かう衝動。 ダイナミックスは8つあり、第1は自己、第2はセックスと家族の単位、第3はグループ、第4は人類、第5は生命体、第6は物質宇宙、第7は精神、第8は至高の存在である。

ドラマ化:

役者がドラマや芝居において、台本通りの役割を演じるように、何かを模倣したり、表現したり、演じたりすること。

バイパス:

指揮系統の中で、正規のターミナルを飛び越すこと。

バンク:

人の心の一部分で、刺激-反応(ある特定の刺激を与えられると、ある特定の反応を示す)に基づいて作動する。それは本人の意志のコントロール下にはなく、彼の意識、目的、思考、身体、行動などに影響力と支配力を及ぼす。 (「バンク」とは、初期のコンピュータにあるような、情報を蓄える場所のことである。そこでは、バンクと呼ばれる一組または一連のカードにデータが保存された。)

ヒトラー:

アドルフ・ヒトラー(1889–1945年)。20世紀のドイツの政治的指導者。第三ドイツ帝国として千年にわたって統治する支配者民族の形成を夢見ていた。 1933年、独裁者として力ずくでドイツの支配権を得て、第二次世界大戦(1939–1945年)を開始した。多くのヨーロッパ諸国を自分の支配下に置き、ユダヤ人やその他「劣等者」と見なされた何百万もの人々を殺戮した。 1945年、彼はドイツの敗北が差し迫った時に自殺した。

ピタゴラス:

(紀元前582–500年)ギリシャの哲学者で数学者。イタリア南部で音の調和と幾何学の研究に重点を置いた学校を創設した。また最初の本格的な数学者と見なされている。

プラトン:

(紀元前427年頃–347年)アテネ生まれのギリシャの哲学者・教育者。 紀元前387年、史上初の大学となる「アカデメイア(学園)」として知られる哲学研究のための学校を創設した。

プロセシング:

サイエントロジー独自の、特別な形式による個人カウンセリング。個人が自分の存在を見つめるのを助け、自分が何者であり、どこにいるのかに直面する能力を向上させる。 プロセシングは、正確な手順による緻密で、徹底的に成文化された活動である。

モック・アップ:

つくり上げること。創造すること。 「モック・アップ」とは、単に個人がつくり上げる何かのこと。 この用語は、もとは軍事用語で、戦車や飛行機などの模型としてつくられたものを意味していた。実物の代わりに、それにそっくりなものを見せるためにつくられた。

モティベーター:

その人が受ける、攻撃的あるいは破壊的な行為。 これが「モティベーター(動機)」と呼ばれる理由は、それがその人に仕返しを促す傾向にあるからである。つまり、これは新たなオバートに「動機を与える」のである。

ローラー・コースター:

(急に)上下に動くこと、上昇や下降すること。 文字通りの意味は、遊園地にあるジェットコースター(急勾配で鋭くカーブしているレールの上を猛スピードで走行する、密閉されていない小型の乗り物)のこと。

ロケーショナル・プロセシング:

プロセスの種類で、人が、自分のいる環境で自分を位置付け、その環境とコミュニケーションを取れるように援助する。

違反:

法律や道徳律に反する行為。

仮想の:

現実や真実というより、可能性や想像された考えに基づいていること。

基調:

何かの中心点、主要な点、主題。

決断:

選択の力。判断力。決定したり、自分の行動方針を決定する能力。

原告:

自分の権利の侵害に対する改善を求めて裁判所で別の人(被告)に対して訴訟を起こす人。

公然の:

何かが広範囲に認識されている、あるいは宣言されているさま。

色:

ここでは、全般的な性質や特質、という意味で用いられている。

神授の正義:

王が持つ神が授けた権利のこと。王や女王には神が授けた統治権があり、間違ったことを行うことはあり得ず、彼らの行いは、彼らが統治する国民にではなく、神に対してのみ釈明する義務があるという信念のこと。 比喩的に使われている。

成功している靴:

ここでいう「靴」は「地位」や「状況」をさす比喩表現。 「成功している靴を履く」とは、成功していた前任者の地位や職務に就き、その責務を引き継ぐことをいう。

生存性:

生きている状態。

総代表:

サイエントロジー教会オーガニゼーションにおける長で、その業績や存続能力に加えて、計画立案や運営にも責任を持つ人。

存在性:

存在の状態のこと、存在しているということ。 「存在性」とは、ある範疇のアイデンティティーを身に付けること、または選択することを意味する。 存在性は、その人自身によって身に付けられたり、その人自身に与えられたり、獲得されたりするものである。 存在性の例としては、その人自身の名前、職業、身体的特徴、ゲームにおける役割であろう ― これらはそれぞれがみなその人の存在性と呼ぶことができるだろう。

段階:

何かに対して徐々に取り組む方法であり、それはステップごと、またはレベルごとに取られる。そのステップまたはレベルひとつひとつは楽に達成できるものである。そして最終的にはかなり複雑で困難なことを、比較的簡単に行うことができるようになる。 この「段階」という言葉は、このような取り組み方で行われるステップそれぞれのことでもある。

統括部長:

サイエントロジー教会オーガニゼーションにおいて、総代表の直下にいる3人の上級役員のこと。それぞれ組織内の主要部分のひとつを担当する。

反生存的:

生存に反する、生存に対抗する状態。 何かの状態が、生存を助けたり促進したりするのではなく、生存を妨げ、抑制する方向に向かっていること。

否応(いやおう)なしに:

無理やりに、有無を言わせず。望むかどうか関係なく。

備品:

個人の私物とは別に、商売や事業、製作現場などで使われる、あるいは必要とされるあらゆる物品。

要(かなめ):

主要部分、必須の部分、不可欠な部分。

連合国:

第二次世界大戦中、ドイツ、日本、イタリアを中心とする枢軸国側と戦った、英国、アメリカ、ソ連を含む26ヵ国から成る連合体。